早期動脈硬化研究会 (Research Group for Early Arteriosclerosis)

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頸動脈の解剖と病理 <動脈の分類>

動脈は弾性動脈,筋性動脈,混合型動脈,小動脈,および細動脈に分類されます.
弾性動脈は,心臓に近く他に比べて太い.また,内膜が厚く中膜では弾性線維が豊富であるが,内弾性板や外弾性板は明確でないのが特徴で,頸部付近の動脈では,腕頭動脈,鎖骨下動脈,総頸動脈などが含まれます.
筋性動脈は,弾性動脈と異なり内皮細胞の直下に内弾性板があり内皮下組織はなく,中膜は原則的に平滑筋細胞から成り,動脈の長軸方向に細胞が螺旋状に巻くように配列しています.また,外弾性板はしばしば不明瞭で脳動脈ではこれを欠くことが多く,頸部付近の動脈では,内頸動脈,椎骨動脈,脳動脈,上腕動脈などが含まれます.
混合型動脈は,弾性動脈と筋性動脈の移行領域の動脈で,中膜は内外の2層から成り,内層は筋性動脈と同様の平滑筋細胞から成り,外層は弾性動脈と同様に豊富な弾性線維から成ります.頸部付近の動脈では,外頸動脈や腋窩動脈などが含まれますが,この移行領域が極めて短く弾性動脈が直接筋性動脈に移行する領域もあります.

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